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エンジン始動の瞬間♪

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いやぁ~  ネットって・・・  便利ですねぇ~(´▽`)
 
いまさらですけど、つくづく便利だなって思います(^^ゞ
昨日できたSP-TDC2 RC42タイプのプログラムをメールで送って
早速今日、なぜFさんがテストしてくれました♪
 
本体はそうはいきませんが、プログラムだけならほぼ送った瞬間に届きます。
って、メールだから当たり前ですけど(笑
まるで隣のテーブルにいる人に渡すみたいに。
 
そんで、すでに第1回テスト結果のデータが届いております。
ネットが便利なのもあるけど、
なぜFさんの的確なレスポンスのおかげですね(^^)
 
近くのあきちゃんより 遠くのなぜFさん    ってとこでしょうか(爆
 
で、テスト結果はというと・・・
 
始動性 OK! ワーイッ \( ̄ー\)(/ー ̄)/ワーイッ
2000rpm以上 OK!  ワーイッ \( ̄ー\)(/ー ̄)/ワーイッ
2000rpm以下 NG! (ーー;)
 
という結果だったそうです。
イッパツOKじゃないのは残念ですが、失敗ってわけじゃないんですよ(^^)
実は始動~アイドリングが一番難しいので、当然の結果ってとこです(^^)b
 
なぜFさんからセッティングデータと、大量のオシロ波形データが返ってきました♪
そのデータを使って、不具合を解析するわけですね。
 
そのオシロ波形データの中に、とっても面白いデータがありました♪
これ見ただけで なるほど~♪ と思われた方はプロですねぇ~( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
この波形は、上が点火信号、下がピックアップ信号で
エンジンが始動する瞬間の波形なんです。
 
RC42タイプは、昨日の記事の通り9突起あって、クランク角30度毎に信号がくるんですね。
てことで、30度毎にクランクスピードがわかるわけです。
 
この波形は、まさにクランキングからアイドリングに変わる瞬間なんですよ。
 
なにがわかるのかといいますと、
前々から言ってますが、クランクは等速では廻っていません。
それがはっきりとわかる波形なんですね。
 
高回転になればなるほど、クランクは等速に近くなるので制御は楽なんですが
始動時やアイドリングではそのバラつきが大きくなるんです。
今回は30度毎にクランクスピードがわかるんで、ハッキリと波形に出てきましたよ(^^)
 
この波形から、クランクスピードのグラフを作ってみました♪
横軸がクランク角度、縦軸が回転数です。
クランク1回転半くらいのグラフです。
クランク角度は30度毎、時間計測は0.5ミリ秒なんでカクカクした大雑把なデータですけど
等速で廻っていないことがハッキリわかります。
 
180度クランク4気筒なので、1番4番の上死点後と、2番3番の上死点後にスピードが
速くなってるでしょ。
 
上死点前から回転数が上がってるのは、ピックアップ信号が上死点前10度と
上死点後20度に来てて、その間の時間を計測してるからです。
実際は上死点後から速度が上がってるはずですね。
 
点火から下死点直前までクランクは加速してます。
下死点前で減速するのは、逆側の気筒が圧縮工程だからですね。
 
クランクスピードが一番速いのは、110度~140度の間だってことが良くわかりますね(^^)b
 
グラフの後半が1200rpmちょっとで一定になってるのは、
アイドリングが始まって、30度毎の速度差が0.5ミリ秒以下になったからです。
 
それでも、オシロの計測をもっと細かくすれば等速にはなってないと思います。
 
こんなふうにエンジンが動きだすんだぁ~  と、初めて見ました(^^)
 
こんな感じで、マイクロ秒の世界では全然同じスピードではないので
始動~低速の点火制御が難しいわけです(^^)
 
 
さて♪
明日からは、なぜFさんが送ってくれたデータをもとに2000rpm以下の不具合を解析しましょう(^o^)/
 
第1回のテスト結果としては良好じゃないでしょうか♪
 
がんばるぞ~! ( ̄0 ̄)/ オォー!!