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XS250 デジタルフルトラ&インジェクション 準備その1

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XSが完璧になってからやろうと思ってるんですが、さすが旧車ですね(^_^;)
次から次へと不具合箇所が出てきます(笑

いくら全バラしたとはいえ、エンジンはバラしてないし、触ってない箇所も無いわけじゃないです。
触ってないところにことごとく不具合が発生してきりがないですね。
特に換えようと思ってるイグナイタとキャブに不具合集中です(爆

てことなので、やっちまえ! です(^^)
フルトラ → デジタルフルトラ
キャブ → インジェクション です。

今回は、デジタルフルトラとFIコントローラーを一体にしようと思います。
まぁ、点火と燃料制御だから一応XSのコンピューターってことになりますか(^^)v
ここからコメントしにくい電気ネタが続きますが、なにとぞコメントよろしくですm(__)m

まずは準備ってことで、パワーMOS-FETのテストです。
パワーMOS-FETってなんだ?っつー話ですが詳しいことはHPの方で書きますので
ここは簡単に♪

昔のバイクでいったらポイントみたいなもんです。
ちっこい電気ででっかい電気をON・OFFするスイッチです。
この電子部品でイグニッションコイルに電気を流したり止めたりして、プラグに火を飛ばします。

前回、といっても去年の話ですが、SP-TDCのフルトラバージョンは高回転で
良い性能が出てませんでした。
原因の目星はついてたんだけど、試す機会がなくて(^^ゞ

原因はパワーMOS-FETに入れるちっこい電気がちっこすぎた?!かも です。

さて、実験です♪

ごちゃごちゃしてますが、
左がバッテリー、
真ん中手前がテスト回路とパルスジェネレーター、
右の黄色い線のがイグニッションコイルとプラグです。

ブレッドボードの右にある3本足の四角いのがパワーMOS-FETです。

パワーMOS-FETに入れるちっこい電気 = ゲート電圧っていうんですけど
これ、前回は5Vでした。
これが低すぎたんじゃないかと思うんです。
パワーMOS-FETは5Vでは全開になるかならないかのギリラインだそうなんです。

実験したところ、2Vで電気が流れ始めて、全開になるのは6.67Vでした。
5Vでは全開では無かったようです。
ゲート電圧=6.67Vで、イグニッションコイルには3.3A流れました。

次はコイルの通電時間のチェック。
フルトラなので、コイルへの通電時間が重要です。
短すぎると電圧が足りなくて火が出ないし、長すぎるとコイルが発熱してしまいます。

実測したところ、通電時間4.7ミリ秒で安定して火が出ました。

ゲート電圧=6.67V、コイル通電時間4.7ミリ秒のときのコイル一次側の波形です。

ピーク電圧が300Vを超えてます♪
前回、CBでやったときはゲート電圧5Vで200V前後だったので100V以上上がりました(^^)
300Vを超えてりゃCDIと同等の電圧なので十分です。

通電時間が4.7ミリ秒確保できるのは12,700rpmまでなので、これもXSでは十分です。
プラグの火を見た感じだと、通電時間14.3ミリ秒で最大でした。
14.3ミリ秒確保できるのは約4,200rpmまでです。
ちょうど最大進角になるあたりですね。

めんどくさい話で申し訳ないです(^^ゞ
これで結局どうなるんだ?! ですよね(笑

XSのイグナイターもフルトラなんですが、かなり劣化してるようでピーク電圧も
300Vなんて上がってないし、進角も2,000rpmから始まって3,000rpmで既に最大進角に
なってしまってます。

これを、SP-TDCにすると電圧が上がって適正な進角量にできるんですね♪
要するに強くてタイミングの良い火花が出るわけです。

これで前回のSP-TDCより高回転性能が上がりそうです(^^)

デジタルフルトラでテストしたかったのは、これだけなので
次回はインジェクションのテストにいってみたいと思います(^^)