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SRX600用SP-TDC 発射♪

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さぁ♪ 昨日に引き続きSRX600用のSP-TDC製作です(^^)
 
昨日までに、キット&プログラム、それに擬似ピックアップローターは完成してますので
ボール盤テストの結果で微調整です。
 
SRX600は、1ピックアップで4突起、単気筒ですね。
ヤマハの典型的な4突起デジタルイグナイターです(^^)b
 
プログラムの製作は、このピックアップ信号に合わせることがほとんどなんですが
車種特有のことも多少あります。
SRX600の場合は、クランキングスピードが他車種に比べて極端に遅いことでした。
4突起なので、波形の間隔は90度ってことになります。
そんで、90度廻るのにかかった時間が、60,500~61,000マイクロ秒。
ミリ秒にすると約61ミリ秒ってことですね。
ということは、1回転にかかる時間は61×4=244ミリ秒です。
回転数にすると245rpmです。
 
4気筒のバイクだと、クランキング時は500~700rpmくらいなので
SRX600は極端に遅いですね(^_^;)
やっぱビックシングルだからでしょうか。
 
この遅い回転が、デジタル制御にはちょっとつらいとこなんです。
マイクロ秒単位の制御をしてるコンピュータにとっては、244ミリ秒って
244,000マイクロ秒でして、途方もなく長い時間なんですね。
 
あまりにも長すぎて、SP-TDCで制御できるギリギリの長さでした(^_^;)
 
でも、ここの制御がうまくいかないと、直接 始動性にかかわるので大事なとこです。
 
ボール盤テストでは、最低回転数が600rpmなんで無理(>_<)
なので、ボール盤のベルトを外して手回しでチェックしてみました(笑
手で廻しても270rpmになってしまったんで、ちょっと手加減が必要でした(^^ゞ
 
多少のプログラム調整で、うまく点火できることが確認できましたよ♪
 
これで全てOKになりました♪
今回は、組立ても依頼されてますので、こちらでハンダ付けします。
当然、ここまでのテストはテスト用のSP-TDC基板でやってますので
お客さんのはこれから組立てますよ。

ハイ♪ できました(^^)
ハンダ付けは1時間くらいでしょうか♪
単気筒なんで、MOS-FETはひとつだけです。
 
あと、今回からは基板のハンダ面のコーティングもやってみました。
 
今までは無洗浄タイプのフラックスを塗って発送してたんですが、
フラックスは時間がたつと黒ずんできて、なんか汚いんですよね。
 
なので、キットで発送するときは脱脂洗浄をしてフラックスは塗らずに発送することにしました。
 
こちらで組み立てるときには、最終的に防湿防錆コーティングをしてみました♪
透明だからイマイチわかんないですけど、フラックスよりはキレイです(^^)
 
コーティング材はこんなのです。
 
あとは乾燥を待って、SRX600用SP-TDCは本日発送予定です♪
このSP-TDCは、インジェクション制御のオーダーも頂いてるんですが、
まずは点火のみで発送です。
 
よし! これでOK!
 
さて、次いきましょっ!!