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SP-TDCトラブル事例 仮説

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先日の始動できなくなるトラブル事例について、コメント、また直接のご連絡で
数名の方から情報をお寄せ頂きました。
ありがとうございます(^^)
 
それから現象が出ている3名の方のうち、おふたりには直接お電話で状況をお聞きしました。
 
ということで、だいぶ情報がそろってきました。
 
まず、現象が出ているご本人からの情報ですが、当初、出先で頻繁に症状が出るとのことだったんですが
SP-TDC装着してから2年半のうちに3回程度、1年半のうちに3回、もう一人の方は頻繁にということでした。
 
頻繁というのが感じ方の違いもあるでしょうし、回数の問題じゃないとも思ってますが
多発するということならということで、テスター、オシロでの計測をお願いしたんですけど、
この程度の回数では、計測は難しかったですね。
 
それから、頻繁に発生している方は、現象が出たときのキーON/OFFの仕方が速かったとのことで
そうなるとなかなか復帰せず、OFFから一呼吸おいてONすると復帰するとのことでした。
これもまた有力な情報です。
 
その他、数人から同じ情報を頂いたのは、リチュムイオン系のバッテリーだとSP-TDCを装着していなくても
同じ現象が起きることがあるということでした。
説明は省きますが、確かにリチュムイオン系のバッテリーと通常のバッテリーでは特性が逆な部分があるので
起こり得ることではあると思います。
 
ただ、今回の事例でリチュムイオン系のバッテリーを使っているのはおひとりだけでした。
 
あとは、現象が起きているのはV120で3件、いまのところV140での報告はありません。
 
頂いた情報を総合すると、何か電源廻りのことに起因してSP-TDCのCPUがリセット→フリーズしているのではないかという仮説です。
ただ、この仮説で全ての情報の説明がつくわけではないので、検証が必要です。
 
バイクの電源は電子回路からみれば超劣悪環境なので、そんなことはもちろん想定して設計していますが
想定しきれていない部分があると考えてます。
まだはっきりしたわけではないですが、V120では起きてV140では起きないとすれば
V120、V140で違うところに問題があるということになりますね。
 
違うと言えばV120のCPUは5V動作、V140のCPUは3.3V動作なので電源廻りの回路は確かに
微妙に違ってます。
 
ということなので、大まかには正常な車体にもかかわらずSP-TDCが耐えきれない場合があるということ
だと思います。
 
ただ、現状では全てが仮説なので、これでは思い当たる個所をあてずっぽで直して様子みてくださいって
ことにしかならなず、それでは何のトラブルシュートにもなりません。
本当に仮説どおりのことが起きているのか、なんとか再現してみようと思い見ます。
 
引き続き、何かお気づきの点や、おれのも動かない等の情報がありましたら
ご連絡いただけると助かります。