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バキュームセンサーです(o^∇^o)ノ

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昨日の点火セッティング記事に気を良くして・・・ 調子に乗って?!
まだネタも無いことだし、バキュームセンサーのお話です(笑
 
SP-TDCの特徴のひとつに、エンジン負荷をバキュームセンサーひとつで取得するというのがあります。
 
バキュームセンサーじゃ~ 正確な値は取れないし
そんなんじゃ まともな3Dマップなんてできないよ・・・ と、お思いですよね(^^)b
 
実は、最初はおれもそう思ってました(^^ゞ
自分でもムリだろって思ってるくせに、なんでバキュームセンサーいっこなんだ?
 
それは、おれのアイディアじゃないからです (⌒▽⌒)アハハ!
知ってる方は知ってますが、これはなぜFさんのアイディアです♪
発想のもとは、スロポジはつけるのが大変だからバキュームセンサーでなんとかならないかってことでした。
 
確かにバキュームセンサーならホースつけるだけだから簡単ですね。
でも~(ーー;)
 
まっ、それが正直なとこなんですが、実際に実験してみたところ
これが既成概念と全くちがいまして、ことのほか良かったんですね♪
 
んで、SP-TDCではどう使ってんのかといいますと、
普通の使い方とは全く逆で、脈動出まくりのままバキュームセンサーを使うんです。
 
普通に考えると、複数気筒からホースを取ったり、チャンバー的なものをつけたりして
できるだけ脈動を抑えたところにバキュームセンサーをつけるのがセオリーですよね。
でも、これをあえて脈動が出るところにバキュームセンサーを付けるんです。
 
これを見てください♪
これは脈動を抑えずに取ったバキュームセンサーの波形です。
ほぼクランク4回転分の波形です。
グラフが下がったところが負圧がかかってるところで、上がるのが負圧かかってないってことです。
 
ご覧のとおり、はっきりと吸気工程がわかるんですね。
これは、JAZZをキックした状態、つまり思いっきり低回転なんですが
吸気の始まりにポコッと山があるでしょ。
これは吹き返しです(^^)b
そんなもんまで正確に測れるんですよ。
 
しかも1回目の吸気と、2回目の吸気はほとんど同じ値ですよね。
 
バキュームセンサーは、平均化せずに使うとクランク1回転の動きまで正確にわかるんです。
 
ということは、毎回同じクランク角でバキュームセンサーの値を読むとどうなるか。
こうなるんですね(^^)b
 
これはJAZZのアイドリングで、毎回転同じクランク角度で値を読み込んだものです。
ギザギザの山が爆発工程で、谷が吸気工程です。
 
どうです? アイドリングの回転のゆらぎまでわかるでしょ♪
 
アイドリングですから、これがスロポジなら全く同じ値になりますよね。
でもバキュームセンサーをこう使うと、回転に比例した値になるんです。
 
つまりこの状態でスロポジなら、エンジン負荷による進角の可変は無いわけです。
でもバキュームセンサーは、アイドリングであってもエンジン負荷で微妙に進角が可変するわけです。
 
そうすると、マップが合ってなければバキュームセンサーのほうが回転はばらつきますが
マップが合っていれば、よりアイドリングが安定するんですね。
 
これと同じことが、全回転域でおこるわけです。
 
負圧が大きかった次の爆発では、多くの混合気が入ってるわけだから
それに見合った進角が必要です。
バキュームセンサーなら各回転、1回転毎に最適な進角になるわけですが
スロポジは回転には呼応しません。
 
一般にはバキュームセンサーではスロポジより曖昧になると思われますが
こんなふうにバキュームセンサーを使うと、スロポジより正確になるんですね。
もちろん、それにともなったプログラム制御が必要なのは当然です。
 
体感的にも全然違いましたよ(^^)
XS250はスロポジなんですが、やっぱり、なんていうかインジェクション特有のドンツキというんでしょうか、
多少ギクシャクした感じがあります。
それをバキュームセンサーにすると、本当に3Dマップ次第って感じです。
 
セッティング次第では、これがインジェクション? って思うようなキャブっぽい感じにもできたりします(^^)
 
 
SP-TDCではこんなふうにバキュームセンサーを使ってますので
既成概念とは全く違うことになってます(^^)b
 
なぜFさんの提案にシブシブ応じたのが始まりですが(笑
今ではものすごい結果になってます(^^)
なぜFさん、ほんとにありがとう ヾ(*⌒∇⌒)八(⌒∇⌒*)ツ♪
 
 
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