3+
TZR250 2XT 点火マップ調査(^^)/" /> TZRが乗れるようになったんで、色々とテストやってます(^^)v
今まではSP-TDC作ってばっかりで、なかなか実体験できなかったんですが
気合入れて仕上げたTZRなので、思いっきり走ってます♪
まずはノーマルCDIとの比較実験をやってます。
そのために用意した秘密兵器が、V140改のデータロガーです。
ノーマルとの比較なんでカウル内には ノーマルCDI、V140本体、YPVSコントロールユニット、データロガーと満載です。
シート下でノーマルCDIとV140を繋ぎ変えられるようにしました。
繋ぎ変えてるのは、今回から初登場の紙ヒコーキ。新メンバーのヨッシィです(^^)b
電気関係の工場にいたので、ハンダ付けはお手の物です。
さらに普通二輪も持ってるんでテストライダーもできますよ♪
今までおれひとりの感想で、いまいち説得力なかったけど、今回からは二人で走って検証してるし
データロガーも作ったから だいぶ信憑性が出てきますね。
データは、シートに貼り付けたタブレットで採取するんで、タブレットの容量が許す限りとれます。
ロガー本体との接続は、もちろんBluetoothです。
ということで、まずはノーマルCDIの点火マップのデータをとってみました。
2stの点火マップはイメージ的に語られることが多くて、実際どうなってるのかってなかなかわかりませんでした。
そこで、データロガーで実際の点火タイミングを計測してみました。
TZR 2XTの点火タイミングは、マニュアルではこうなってます。
実線が2XTで、点線が1KT。
2000rpm以下は2XTのほうが進角にふってあるけど、それ以上は概ね遅角になってますね。
しかも直線でおおざっぱな点火マップしか載ってません。
んで、実際に走行してデータロガーで採取した点火マップがこれでした。
マニュアル通り w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))wワオッ!!
一直線のマップでした。
回転数に比例して変化させてるようです。
88年頃のマイコンではこれが限界だったんでしょうね。
2000rpmでBTDC19°くらい、3500rpmで最大進角のBTDC22°、その後徐々に遅角させて
9500rpmでBTDC15.6°、10400rpmでBTDC5.7°となってました。
3000rpm以下だと点火タイミングが安定していませんね。
この領域はタイミングを安定させるのが難しいので、昔のマイコンでは安定させるだけのプログラムは
書けなかったんでしょうね。
あと8000rpm手前で少し乱れがあります。
これはCDIユニットの劣化なのか・・・ なんなんでしょうね。
次に、V140にノーマルと同じ点火マップを入れて同じように計測してみました。
現場でちょちょっとマップを入れたので、若干数値が違っちゃってます。
全体にバラつきが減ってるのがおわかりでしょうか。
特にノーマルではバラツキが大きかった3000rpm以下では、ほとんどバラつきは消えてます。
アイドリングから走りだしのところが、ノーマルだと2st特有のパランパランって感じなのが
V140だとボーって感じの連続音になって乗りやすくなりました。
そこから上は同じマップなので大差ないけど、フルトラ点火には変わってるんでトルク感が増した気はします。
試しにちょっとマップをいじってみました。
ノーマルCDIと違って丸みを帯びた滑らかなマップにしてみました。
これが30年近い時を経たマイコン性能の違いですね。
ここまでマップを変えると、乗り味は全く別のバイクのようです。
相変わらず変化が体感では面白くないので、データロガーで簡易パワーチェックもできるようにしてみました。
が、ちょっとプログラムを失敗してうまくとれなかった orz
でもまぁ、パワーカーブらしきものはとれましたよ。
ノーマルCDIの状態です。
プログラム間違ってるし、空気抵抗の計算もまだ正確じゃないので馬力の数値は全くあてにはなってませんが
マニュアルに載ってるのと似たようなパワーカーブにはなってますね。
あ、そうそう、YPVSのマップもとってみました。
これはマニュアルにも記載はなかったんで、実際どうなってるのか見たかったんですよね。
5500rpmで開き始めて、10000rpmで全開になってるようです。
8000rpmあたりで全開になってるのかなぁと思ってましたが、ずいぶん緩やかに開けていってるんですね。
これも直線になってるのは当時のマイコンの都合だと思うので、カーブを付けてみたら面白いかもしれませんね。
パワーチェックがプログラムミスで取れなかったのが残念ですが、データロガーはまずまず活躍してくれました♪
初版としてはまずまずですね(^^)
また晴れの日があったらやってみたいと思います。