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SP-TDCインプレ♪ SRX600編♪

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今まで何台も作ったSP-TDCですけど、
まだまだセミオーダー状態なので、なかなかインプレをもらえるところまでいったバイクは少ないです(^^ゞ
 
九州代理店のなぜFさんのとこでは、既に8台も稼動してますけど(笑
 
そんななか、SRX600にSP-TDCを装着したハナちゃんさんからインプレを頂きましたヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!
 
このSRXのSP-TDCもまだ完全な状態ではなく、高回転で失火がある状態です。
だけど、十分走行可能な状態だし、お友達の同系SRXにSP-TDCを装着すると失火は起きないって
状態らしく、今回インプレをお願いしたら快く書いてくださいました(^^)
 
まずは、SRX画像とともに ご本人のインプレをどうぞ♪
SP-TDC3.0を取り付けてみて
 
自分のバイクは 
YAMAHA SRX600 ハイカム 社外マフラー FCRキャブレター
ボアアップ ウオタニSPⅡ 等 一通りの改造です。
 
SP-TDC3.0を取り付けるきっかけ
何といってもFCRキャブレターの、セッティングの延長と考え装着を決意しました。
 
社外キャブレターの装着されている方は分ると思いますが、
低速域から高速域まで気持ちよく吹け上がる、あの感じは何とも言えないものですよね。 
しかし社外キャブレターの気難しさも一度は経験されているのではないでしょうか?。
例えば、車を追い越そうとしてアクセルを急開させると、一息ついて加速を始めるとか。
夏は良いが冬になると、マフラーの中でパンパンと音が出始めるとか? 
そこで登場するのが、SP-TDCです。
 
車を追いこす時に急開しても勿論回転がついてきます。(怖いくらいの加速になりました) 
 
季節が変わっても大きく変動がありません。
(自分の思った点火時期に変える事ができるのがうれしい)
 
バキュームセンサーを取り付けるとどうなるか? 
それは SP-TDCが3Dで動くようになる。
2Dで動かしていた時も動きは良かったのですが、3Dになると激変です。
3Dになった事で一番驚いたのが、始動性が良い事です。
社外キャブレターを取り付けた事がある人は分ると思いますが、朝一番の始動時は気を使いますよね?
でも、SP-TDCにバキュームセンサーを取り付けると、驚くほど安定していて 
たまにアイドリング中に止まったりしていたのが皆無になりました。
これはSP-TDCとバキュームセンサーがやり取りしているからなのでしょう。
 
ウオタニSPⅡも取り付けていましたが、ハッキリ言ってこれも2Dです。
変化は確かにありますがSP-TDCの3Dには勿論かないませんよ。 
 
こんな悪戯してみました。
FCRキャブレターを取り付けていますが、朝1番の始動時直後にアクセルを、
アイドリング回転1100RPMくらいから急開させてみると、驚く事に回転がアクセルにリニアについてきます。
これには正直驚きました。
社外キャブレターを装着していると、急開すると回転がついてこなかったり、
ひどい場合はストール後エンジン停止なんて事になりますよね。
これが一切ありません。 
本当はエンジン始動直後にアクセル急開はしたくないのですが、
SP-TDCの性能を確かめるのに必要と思いやってみました。
 
この事から。
 
SP-TDCにバキュームセンサーを取り付けると、
アクセルの開度はもとより下り坂、登り坂等のアクセルの開度に伴う、
エンジンの要求する点火時期に都合よく合わせられていると思われます。
 
こんな妄想が沸いてきました。
もしかすると、SRXのマフラーのみ社外品で、
他ノーマルでSP-TDCを取り付けてセッティングを出すと面白いかもしれませんね?。  
自分はキャブレターのセッティングの延長と思っていましたが
乗れば乗るほど、SP-TDCの良さが出てきてキャブレターの存在が薄く感じられました。
 
 
 
 
 
 
いやぁ♪ 嬉しいですね~(#⌒∇⌒#)ゞ
今はまだ実車テストを繰り返してるような状態なので、
不具合の報告はものすごく多いんですけど、良くなったっていうお話は少ないのが現状なんですね(^^ゞ 
そんななか、こういうインプレは作ってる者としてほんと嬉しいです♪
 
点火チューニングなんてほとんどできないのが現状で、その効果をわかる人なんて
少ないと思うんですね。
でも実際の点火チューニングは、ハナちゃんさんがおっしゃるとおりキャブセッティング以上のものが
あるんですよね(^^)
 
特に3D進角となると、ほんと激変です。
これは進角制御がかなり誤解されてるところで、そのせいでうまくいかず
点火チューニングはあまり効果がないと言われるところだと思います。
 
よく聞くのが、
・進角させたほうがパワーが出る
・2stは高回転になるにしたがって遅角させるもの
 
でもこれは全く違うんです。
燃調も濃くすればするほどパワーが出るってもんじゃないですよね。
ベストな燃調ってのがあるわけで、それは点火も同じでベストな点火タイミングってのがあるわけです。
 
進角っていうのは、ご存知のとおり混合気が燃えるのに時間がかかるから
その分早めに火をつけるってことですよね。
 
この燃える時間が、混合気の濃さと圧縮圧力によって変化するんです。
それをうまく補正するように進角制御すると、ビックリするほどバイクが変わるんですよ♪
 
燃える時間がどう変化するのかが、また誤解のあるところでして。
そりゃそうですよね、点火制御なんて実際にやったことがある人のほうが少ないんですから(笑
 
混合気が濃いほど燃焼速度は速くなります。
てことは、最大爆発に達するまでの時間が短いわけですから、
点火タイミングは遅くていいわけです。
遅角ですね。
 
逆に薄いと燃焼速度は遅くなる、てことは進角です。
 
圧縮圧力は高くなるほど燃焼速度が速くなるので・・・ 遅角です。
 
ノッキングなんかは、急にアクセルを開ける → 大量に混合気がシリンダーに入る
ということは圧力が高くなるわけです。
そうすると燃焼速度が速くなって、同じ点火タイミングだと速く最大爆発に達してしまい
異常な圧力となってノッキングが発生するんですね。
 
ここらへんを頭にいれながら3Dマップを組んでいくと、バイクが別物になってくるんですね(^^)
 
ハナちゃんさんは3Dマップがうまくいってるから、アクセル急開でもストールすることなく
回転がついていくんだと思います♪
これからの季節、キャブセッティングが変わっていくでしょうから
点火マップのセッティングも楽しみですね(^^)
 
このSRX600は、このあとインジェクションも装着予定です♪
どんな感じになるか、ほんと楽しみです♪