色んなことやってますが、SP-TDCもちゃんとやってます(^^)
今回はマッハⅢのH1Bです。
マッハも何台かやったんですが、マッハって排気量もさまざま、年式によってもさまざまでいまだに正式リリースできない車種です。
SP-TDC本体は数台作りましたが、ピックアップ廻りはお客様のほうで制作したりで、こちらでは制作したことがありません。
今回は、ピックアップ廻りもこちらで制作させて頂くんだけど、残念ながら車体をお借りすることができず、ポイント廻りのパーツだけお送り頂いて制作します。
本来は車体をお借りしないと作れないのですが、お客様に計測等もお願いしなければならないことや、一発ではなかなかできないこと等をご了解の上で、パーツのみで制作することになりました。
送って頂いたパーツをもとに計測します。
H1Bはノーマルがポイント式で、今回の車両はボイヤー製のフルトラシステムが付いているそうです。
ボイヤー製は初めて見ました。
ピックアップコイルが3個付いてるけど・・・ あれ? 全部直列でつないでるようです。
しかも、ピックアップローターの突起も3個、これだと3気筒同時点火になるような気がするんですが。
調べたところボイヤー製は本当に3気筒同時点火らしいですね。
同時に点火しちゃっても動くんですね、初めて知りました(^_^;)
その他、このパーツだけではわからない部分をお客様に計測して頂きました。
そんで、またまたFusion360でモデリングします。
そうすると、カバーを透明にしたり
半分にカットしたり
現物ではできないことが自由自在なので、設計がやりやすくなるのです。
さて、マッハで問題になるのがこの部分。
ピックアップコイルの横に、ジェネレーターのブラシがあるんですね。
このすぐ下にジェネレーターがあるので、ピックアップ廻りは磁気あらしの状態なのです。
なので普通のピックアップコイルとピックアップローターではジェネレーターのノイズが載りまくりでまともな信号が取れないのです。
画像のボイヤー製もその辺は対策してあるようです。
ですがこれは3気筒同時点火なので、同じ方法は使えません。
磁気嵐の中でもちゃんとピックアップ信号を拾うにはどうするか。
そこがマッハのピックアップ廻りのカギになるとこですね。
車体があれば色々実験できるんですが今回は無理なので、確実な方法を取りたいと思います。
只今そこら辺を検討中です。
コメント
究極のワンオフになりますねえ。
ピックアップを3個直列接続というのは
初めて知りました。同時点火しても気筒
ごとに燃焼は非同期という考え方かな。
Fusion360は、いろいろできて楽しいです
よね。自分は、\50,000くらいのX-Smart
なる3Dプリンタを入手してみようかと
考えてます。
マッハは120度毎に1気筒ずつ爆発なんですが、120度毎に3気筒とも同時に点火するような構造になってます。
それでもちゃんと動くもんなんですね。
Fusion360はなかなか重宝してまして、フライス以外でも色々使ってます。
便利ですよね。