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6VモンキーのSP-TDC その2

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前回、仮設でエンジン始動までいったぽすちん先生の6Vモンキー♪
 
点火方式をフルトラに変更して、動くことは確認できたんで その続きです♪
 
ポイント式のマグネトー点火なのに なんでフルトラ? セミトラじゃねぇの?
って声が多かったんで、簡単に説明しときましょう(^^)b
 
ノーマルでは、点火用のコイルで発電して、ポイントで断続して点火してます。
イグニッションコイルの配線は1本で、コイル自体が車体アースされてます。
 
んで、今回やったのは、点火用コイルから2本配線を出しまして
これで充電&ライト系の発電とは別に、交流が出てきますね。
 
その交流電源を、全波整流してでっかいコンデンサで平滑します。
これでアイドリング時約10Vの直流電源が出てきます。
レギュレーターは付けてないので、回転が上がると25Vくらいまで上がってきます。
 
この電源を使って、あとはいつものSP-TDCの点火回路なのでフルトラになります。
点火の回路上にはポイントはつながってないので、セミトラじゃないですね。
ポイントはまったく別に、回転判別信号として使ってまして、
車でいうところのTDC信号です。
点火タイミングのもとになるのは、発電した交流波形をクランク角信号として使ってます。
 
と・・・  面倒な話はこれくらいにしといて(笑
 
まず、フルトラになるのでイグニッションコイルを交換しますよ♪
これはお客さんに教えてもらったイグニッションコイルで、ヤマハのYZ450Fの新品です。
小型だし、お値段もお安くてなかなか良いです(^^)
 
端子は2個で、太い端子がマイナス側でした。
 
こんな感じでモンキーにはピッタリです♪
 
それから、まだ付けてなかったコントローラーなんだけど、
ぽすちん先生がナイスなアイテムを持ってきました♪
なんでも、チャリンコ用のスマホホルダーなんだそうです。
ニュ~っとコントローラーを挟み込むだけで、とっても簡単です♪
 
さぁ♪ これで取り付けは完了なので、いよいよ初期セッティングです。
ピックアップ基準から合わせるわけです。
 
アイドリングでタイミングライトあてながら、コントローラーを調整しますよ。
そうすっと、タイミングライトあてたFマークがニュル~っと動きまして、
合わせマークとピッタリのとこまで調整します。
 
最初は 目が白黒いっちゃって、言われるままに操作してたぽすちん先生ですが(笑
 
途中でわかってきたようで
 
「これって、あれですよね、あの面倒くさいポイント調整をエンジンかけたままやってるってことですよね(@_@;)」
 
そのとおりでございます( ̄∀ ̄*)イヒッ
 
「うわっ! すっげぇっすねw(( ̄ ̄0 ̄ ̄))wワオッ!!」
 
 
ピックアップ基準が合ったところで、次は最少進角を探します。
コントローラーを進角モードにして、アイドリングであんばいの良いところを探すんです。
あんばいの良いところってなんだよ? ってよく言われるんですが(^^ゞ
 
バイクの場合は、概ねBTDC10付近でして、バイクによってBTDC7~BTDC18くらいです。
 
そんで、進角させるとアイドリングは上がりますし、遅角させると回転が下がってきます。
徐々に進角すると回転は上がっていくんですが、どこかでそれ以上あがらなくなります。
遅角させると、どんどん回転が下がって、しまいに止まっちゃいます。
 
アイドリング時はできるだけ遅角がいいわけですが、音聞いてると軽くトットットッって廻るとこがあって
それ以上遅角すると、アイドリングはしてるけどちょっと苦しそうになってきます。
 
いい点火タイミングだと、軽くアクセルを開けると、タタン♪と気持ちよくついてきますよ♪
 
ポスチン先生のモンキーだと、BTDC15くらいまでいけました。
6VモンキーのFマークはBTDC30だったので、ノーマルよりかなり遅角です。
 
次は最大進角を探します。
4000rpm以上くらいのところでアクセルをあおって、吹け上がりのいいところを探します。
今度はどんどん進角させていくと、吹け上がりが良くなってきます。
あるところで吹け上がりが変わらなくなるんで、そこが最大進角です。
このモンキーはBTDC39くらいでした。
 
ここでよく勘違いされるんですが、いっぱい進角したらいいわけじゃないです。
進角が必要ってことは、逆に燃焼に時間がかかるってことなので、
チューニングエンジンのほうが進角度合は少なくなるんですね。
BTDC35くらいで十分なほうが、燃焼効率が良いってことになるんです。
 
ぽすちん先生のモンキーは、ノーマルエンジンで圧縮比も低いのでBTDC39まで進角しても大丈夫です。
 
最少進角と最大進角がわかったところで、軽く2Dマップを作ります。
もう一個、BTDC28くらいの固定進角マップも作って、ぽすちん先生に乗り比べてもらいました(^^)
 
まずはBTDC28の固定進角マップでGO♪
 
ぽすちん先生 「ん~ ちょっと良くなった気もしますが、普通に走ってます」
 
はい♪ では2Dマップに書き換えて・・・ と、
はいどうぞ(^o^)/
 
ぽすちん先生 「 ・  ・  ・  」
 
ありゃ? どうしました?
 
ぽすちん先生 「 ・  ・  ・  違います・・・ ね(´・ω・`)」
 
なんだかポカ~ンとした ぽすちん先生です(笑
 
「なんていうんでしょ?! パワーが出たとは違うんですけど・・・」
「なんかス~っと気持ちよく伸びていって、気付くとスピード乗ってる感じです・・・」
「うわぁ~ こんなに違うもんですか(@_@;)」
 
でしょ(^^)♪
50ccだって点火だけでこんなに違うんですよ(^^)b
 
音聞いてても、固定進角だと あれ? ばぁちゃんのカブか? って思うけど
2Dマップだと いっちょまえの4stの音です(笑
 
とはいっても、まだ軽く作った妄想2Dマップなんで、これからですよ♪
 
ぽすちん先生 「いや~ なんか これでも十分なんですけど(^^ゞ」
 
そういわずに、まだまだ良くなりますからセッティング楽しんでくださいよ(^^)
せっかくバキュームセンサーもついてんだから、3Dモンキーにしてくださいね♪
 
 
ということで、6Vモンキーの初期セッティングは完了ですワーイ。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。ワーイ
あとのセッティングは ぽすちん先生にお楽しみ頂きましょう♪
 
これにてモンキー退院でございます( ̄∀ ̄*)イヒッ
 
 
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