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紙ヒコーキ。の外注さん

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2月も末なのに すっげぇ~雪ですね(^_^;)
こちら新潟も青森ほどではないですが、ここ数日けっこう降ってます。
まぁ、もう少しの辛抱ですね。
 
さて今日は、SP-TDCを作るのにお願いしている外注さんを紹介したいと思いますよ(^^)v
 
実は、SP-TDCに限らず、本業のパソコン関係でもあんまり外注には出さないんです。
なんというか・・・ 言われたことしかしないっていうか、金額なりの仕事っていうか、
どうも心の無い仕事をされることが多くて、思ったような仕事にならないんで
外注には出せないんですよね(^^ゞ
 
本業のパソコンもSP-TDCも、直接エンドユーザーさんと接するんで、
お客さんの状況とか気持ちとかを考えながら仕事するように努めてるんですが、
そこに外注だからと仕事の仕様だけ満足されると、どうもギクシャクしちゃうんですよね。
 
そうはいっても赤字になるわけにはいかないし、いちいちエンドユーザーさんひとりひとりの事を
考えていたら商売にならないってのも、わかるにはわかるんですが(^^ゞ
 
言葉にすると難しいけど、何ていうか昔のMADE IN JAPANみたいな仕事をしたいわけですよ(^^)
 
まぁそんなこと言ってるから、ほとんど外注にも出せず自前でやらなきゃいけないし
儲かりもしないんですけどね(笑
 
そんな中でも、良い仕事するなぁ~ ってところはあるもんで、
SP-TDCを作るのにも、何軒か外注をお願いしてるところがあります。
 
SP-TDCの構成パーツで要となるピックアップローターが外注でお願いしています。
 
ピックアップローターをお願いしているところは2社ありまして、
1社は、スタンダードの板状ローターをお願いしてます。
ちょっと許可をとってないのでお名前は出しませんが(^^ゞ
こんなのを作ってもらってます♪
左のが作ってもらったローターで、3.2mmの鉄板をレーザーカットしてもらってます。
こちらは必要にして十分といった感じで、とてもお安いです♪
こんなんで商売になるのかなって心配になるくらいのお値段ですが、
図面の受け渡しからとても気持ちの良い仕事をしてもらってますよ(^^)
 
ただ、バイクに装着するには多少加工が必要になるのが難点です。
右が加工後のローターです。
 
芯出しが大変だとよく言われます(^^ゞ
 
芯出しはこんな感じでやるんです。
ボルト穴で芯出しするんじゃなくて、ノーマルローターの軸部分で芯出しして溶接します。
ローターのカット自体はレーザーカットでかなり正確なので、これで十分芯が出ます。
 
こちらとしては重宝してまして、テスト用に各バイクに合わせてこんなにいっぱいローターを
作ってもらいました♪
 
それでも、SP-TDCのお客さんからは面倒くさいと言われることがあるのも事実です(笑
 
そんなばやいは、2社目の福島県相馬市の(有)菅原精工さんの出番となります(^^)
菅原精工さんには、削り出し一体構造のローターを作ってもらってます。
 
菅原精工さんご自身もSP-TDCのお客さんなので、ローターが何なのかも良くご存じで
図面の受け渡しなんかも、言わなくても勘所をわかってくれますよ♪
 
今回はZ1000にウオタニさんのローターがついているバイク用につくってもらいました。
簡単な図面と、ウオタニさんのローター現物を菅原精工さんに送ります。
ウオタニさんのローターに問題があるわけじゃないので、
もちろんこのローターに合わせたSP-TDCを作ることもできます。
 
今回はSP-TDCの性能をフルに引き出すために、これと同じ形状のオリジナルローターを作ります。
 
そんで、菅原精工さんに作ってもらったローターがこちら♪
これ、全部削り出しで一体構造になってます♪
ビックリするような精度で出来てますよ(^^)
 
これが鉄なのか? ってくらいキレイに出来てます。
 
裏側の芯出しする部分もこのとおり♪
 
正直、ピックアップローターとしてはかなりのオーバースペックな精度です(笑
 
菅原精工さんにお願いしてるのは、もちろん精度が素晴らしいのもありますが
一番なのは、仕様の勘所の抑え方と、仕事に対する心意気です。
 
菅原精工さんとの出会いは、SP-TDCを購入して頂いたことからです。
 
ここまでの加工ができる方なら、普通、自分でつくるからローターの図面をくれと言いますよね。
でも、菅原精工さんは上で紹介した板状ローターを最初に購入されました。
その後、自分で作ってみてもいいかとわざわざ確認してくれたんです。
 
そして、作ったローターをサンプルにと こちらにも送ってくれました。
 
それで他人の仕事にもちゃんと敬意をはらってくれる方なんだな~ と思いました(^^)
 
こんな仕事をする方なら、ぜひお願いしたいと思いましたが・・・
 
ピックアップローターは、それほど精密な精度は必要ないけど、
直径や板厚によって、微妙に突起の角度や幅を変えなければいけません。
1点ごとのワンオフになっちゃうんですね。
 
実際、今まで作ったローターも、ビモータだけ同車種が数台あっただけで
他は同じものが2つとありません。
同車種であってもカスタムしてある個所が違って、ローター形状が違います。
 
こんなローターを1点作りでお願いしたら、さぞかし高いだろうし、だいたい嫌がられますよね(^_^;)
 
ところが菅原精工さんは、仕事の合間にやるからと二つ返事で請けてくれました。
お値段もこれまた精度に見合わないビックリするくらいのお安いお値段です。
 
仕事の合間にやるからと言ってくれてますが、どう考えてもちゃんとした仕事でやってくれてます。
絶対に儲けは無いはずです(笑
それなのに、仕事もやり取りも一切手抜きなしでやってくれます(^^)
すごくMADE IN JAPANを感じますね♪
 
こういう仕事をする人が儲かって欲しいと思いながらも・・・
いつも1点モノですみません(^^ゞ
 
いつか大量発注できるように頑張りますので、今後ともヨロシクです(^^)
 
 
と、こんな感じで、外注さんまでもが儲け度外視で良いモノを作るんだと
頑張って作ってるSP-TDCです(^^)v
 
 
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