今日はパソコン側のセッティングソフト♪"> 今日はパソコン側のセッティングソフト♪">

今日はパソコン側のセッティングソフト♪

0
さぁ♪ どんどんいきましょう(^o^)/
 
今日は、パソコン側のセッティングソフトです。
 
このスピードで作ってて、なんであんなに納期がかかるの?
って お思いでしょうけど、ソフトを一発目 作り上げるのは だいたいこんな感じなんですよ(^^)
ほんと、このあとのデバッグが大変なんです(汗
こんくらいのスピードで作ってても、これだけ納期がかかっちゃってます(^^ゞ
 
同じ車種なら ハイ♪ ってすぐお渡しできるんですけど、
相変わらず同じ車種は2台と無いって状態ですので(^^ゞ
 
このあたりからは、お客さんの目にふれるところなので多少わかりやすいんじゃないでしょうか。
ユーザーインターフェースってやつですね(^^)b
 
なので、ソフトの使い方なんかをおりまぜながら書いてみましょう♪
 
パソコン側のセッティングソフトっていうのはですね、
SP-TDCとパソコンをUSBケーブルでつなぐんですよ。
そんで、パソコンから自由に点火マップ、燃調マップ、その他初期設定ができるんですね。
 
画面は、いつもみなさんにお渡ししてるまんまの画面で、
普段はお飾りになってるインジェクション部分の機能を作りこんでいきますよ。
こんな画面です♪
画像をクリックすると原寸大の画面になります。
けっこうデカイ画面なので、15インチ以上のノートパソコンじゃないと全部はでないです。
 
んじゃ、まず画面の上のほう。
ここです。
タコメーター、回転数、点火タイミング、燃料噴射時間なんかをリアルタイムに表示するとこです。
 
リアルタイムっつっても、SP-TDCとパソコンがつながってないと表示しません(笑
なので停車時のみって感じになりますね。
車なら助手席にパソコン積めば、走行中でも表示しますけど、危険なのでお止めください(笑
もちろん バイクでもタンクにパソコンくくりつけりゃ表示できますが
もっと危険なので絶対にお止めください(爆
 
停車時だけでも、アイドリング調整とかにはなかなか重宝してますよ(^^)
 
あと、画面右のボタンで SP-TDCへのデータ書き込み、読み出しができます。
データはパソコンにも保存できるようになってるんで、セッティングデータをいくつも保存しておいて
出先でパソコンつないで書き換えるなんてことも楽しいです。
 
SP-TDCを購入された方のあいだでは、
パソコン背負って サービスエリアとかでおもむろにバイクにパソコンつないで
意味も無くパコパコするのが流行ってるみたいです(笑
 
これがまた、なかなか楽しいわけです(⌒∇⌒)
変態道ですね(笑
 
画面中ほどは3D点火マップです。
横軸が回転数、奥行きがスロットル開度または負圧値です。
そんで縦軸が進角値で、3Dってことですね。
 
普通はスロットル開度大→エンジン負荷大だと遅角になりますから、
手前が開度96%で、奥が0%のほうが見やすいんじゃないの?
っていうご意見がありましたが・・・ まったくそのとおりです(爆
グラフが重なっちゃって見にくいですね。
 
やってみるとわかりますが、アクセルをガバっと開けたところの進角値は
思っているより遅角です。
ピタっと点火タイミングが合うと、ビックリする加速しますよ(^^)
 
開度0%の1000rpmから2000rpmにかけての点火タイミングだけ、逆に遅角してるでしょ。
これ、なぜFさん秘伝のアイドリング安定化曲線です(^^)b
車はこうなってるんだそうで、ほんとにバイクでも有効です。
アイドリングは進角させると上昇、遅角させると下降するんで
回転上昇とともに遅角させると、どっかで安定するんですね。
 
次は、画面なかほど右側です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここは、コントローラーのボリュームの機能選択と、
SP-TDCの初期設定です。
 
コントローラーのボリューム機能選択っていうのは、ボリューム回したときの機能を切り替えるんです。
全体の進角をボリュームで調整するとか、
ある回転の、あるスロットル開度だけの進角を調整するとか。
んで、今回はインジェクションを追加してますので、ボリュームで燃調するとかです。
 
これがSP-TDC一番の特徴で、走行中にボリューム1個で燃調を可変することができるんです。
キャブセッティングがなんだったんだw( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
ってくらい簡単ですよ♪
 
初期設定は、ピックアップ信号タイミングの微調整や、最長ドエルタイム、レブリミットなんかを
設定できます。
 
そんで今回メインの3D燃調マップです♪
今まで点火のみのSP-TDCでは、ここはお飾りで、こんなこともできますよ的なアピールだったんですが(^^ゞ
今回はちゃんと機能してますよ。
点火と同じく3Dで自由にマップが書けます。
このマップと、コントローラーのボリュームを使うと、セッティングがかなり楽ですよ(^^)
 
その右は、インジェクション関係の初期設定ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
始動時の燃料噴射増量と、インジェクタの無効噴射時間の設定です。
 
インジェクタの無効噴射時間っていうのは、噴射しろと命令してから実際に噴射するまでの時間です。
インジェクタは機械ですから、噴射までに若干のタイムラグがあるんですね。
 
で、この無効噴射時間は、インジェクタの個体差で結構バラバラなんですよ。
市販のインジェクション車はこのへんどうやってんだろうって思うんですけど、
あとでインジェクタを交換してしまったら、噴射量が気筒間でまちまちになっちゃうんですよね。
そうなるとECUの補正量をリセットしてやらないといけないんですが、市販車はそんな調整あるのかな?!
 
SP-TDCは、4気筒を想定してインジェクタ4本ばらばらに無効噴射時間を設定できるようにしてます。
無効噴射時間の測定機能もあるんで、だれでも合わせられますよ。
横の「TEST」っていうボタンを押すと、設定した時間で繰り返しテスト噴射するんです。
インジェクタを見てると、時間を延ばしていくと噴射しはじめるところがあるんで、
それが無効噴射時間になります。
 
こうやって気筒間の噴射誤差を補正できるんですね。
 
今回は単気筒なんで、インジェクタは1本だけなんでそれほど厳密じゃなくてもOKです。
 
ざっとSP-TDCはこんな機能がありまして、
今回はインジェクション部分の機能だけプログラムを追加しました(^^)
 
パソコン側のソフトは、いつもやってる事務系ソフトとあんまり変わらないから
わりと簡単です(^。^)y-.。o○
SP-TDCとのやりとりもUSBで送ったり受け取ったりするだけなんで、
基本ができてれば難しくはありません。
 
さて、これでSP-TDC側、パソコン側ともプログラムはできましたんで
次回からは机上テストです。
 
ここからが大変なんだなぁ~ (┐・・┌)ゲッソリ…