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マッハのノイズ(^^)v

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最近は製作やリモートメンテが忙しく、プログさぼりがちでした(^^ゞ
 
メンテ記事も書きたいとは思ってるんですが、
メンテとなるとお客さんもからむもんだから、なかなか書きずらいです(^_^;)
良いことばかりならジャンジャン書きますけど、そりゃ~色々ありますからね(苦笑
 
といっても、8割は良い感じで、色々なのは2割くらいですから良いほうですよね(^^)
 
さて、そんな中、これは参考になるかな?!っていうメンテねたがありましたんで
久しぶりに書いてます♪
 
先日納品したマッハⅢのSP-TDCです。
 
症状は、急激に6000rpm以上にあげると、点火してないような感じで回転が落ちてしまうってことでした。
ある程度回転が落ちてくると、また復活すると。
 
ピックアップ信号をうまく拾えなくなって、低回転になると復帰するってとこでしょうか。
 
オシロで色々と計測して頂いた結果、ありました♪ ありました♪
こいつが犯人です(^^)b
ノイズです。
 
これはピックアップコイルの波形なんですが、○印のところにノイズが見えますね。
これが原因でSP-TDCが誤動作してる模様です。
 
ノイズの発生源は、オシロ計測の結果 明白で、点火ノイズでした。
 
SP-TDCが動かない原因のほとんどは、ピックアップ信号の問題です。
9割くらいでしょうか。
ノイズ混入や、波形の乱れやら・・・
入力信号がまずければ動かないですもんね。
 
ノイズは見えない! というのが定説ですが、それは神話で、
ノイズはオシロを使えば見えるんですね(^^)b
そんで、ノイズの発生源が特定できれば必ず対策できますよ。
 
大事なのは、ノイズを見ることと、原因を特定することです。
やみくもにシールドしたりしても的外れなら全く変化なしです。
それがまたノイズ対策は難しいという神話になるんでしょうね。
 
さぁ、では対策です♪
まずは、イグニッションコイルからSP-TDCへの配線と、ピックアップコイルからの配線をわけることですね。
 
特にマッハのようなポイント式のバイクだと、イグニッションコイル→ポイントと配線がありますから
フルトラに変更するときにノーマルハーネスを使ったりするとノイズが入りやすくなりますね。
 
フルトラの車両は、たいていピックアップコイルの配線は単独でイグナイターへ配線されてます。
 
ま、これで解消すればワケないんですが・・・ そうはいかないこともしばしば(笑
 
そんなときは、イグニッションコイル→SP-TDCの配線をこうしますよ♪
黄色と茶色の線がイグニッションコイルからの配線です。
そこに、両端を車体アースした線を1本ぐりぐりっとねじり込むだけです(^^)b
黒線と黄・茶の線はべつに接触してるわけじゃなく、ただ一緒にぐりぐりするだけです。
 
イグニッションコイルの配線は、点火時に300Vくらいまで上がるんで
配線全体がアンテナのようになってノイズを発信するんですね。
そこに車体アースされた線を束ねるだけで、ノイズは飛びにくくなりますよ(^^)
 
んじゃ確認です。
ほら♪
ずいぶんちっこくなりましたね♪
こんだけちっこくなればSP-TDCは誤動作しません。
 
マッハⅢも症状が改善されたそうです(^^)
良かった♪ 良かった♪
 
こんなふうに、動かないのには必ず原因がありまして、
ちゃんと調べれば必ず見つかります♪
そんで、必ず動きます(^^)b
 
オシロの波形と、SP-TDCのログ機能を使えばだいたいわかるんですよ♪
バイクの状態までわかったりして (* ̄▽ ̄*)ノ"
 
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