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インジェクション、いきま~す(。・_・。)ノ

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さぁて、そろそろインジェクションいきましょうか(^^)
 
点火のほうもまだ少し問題は残ってますが、だいぶ良い感じになってきたので
インジェクションも並行でやってこうかと思います♪
 
ほんとはもっと前にやるつもりだったんだけど、思いのほか点火にてこずっちゃって(^^ゞ
インジェクションもかなりの納期遅れになっておりますm(_ _;)m ゴメン!!
 
だいぶ間があいちゃったんで、前回までのおさらいを(^_^;)
 
SP-TDCでのインジェクション制御は、XS250で稼動実績がありまして
最初に完成したのは去年の3月ですね。
 
このときは、ECUはSP-TDCで、点火・インジェクションとも3Dマップになってました。
今のSP-TDCみたいに液晶コントローラはついてなくて、
手元にボリューム1個だけつけてあって、それでセッティングするタイプでした。
点火制御は完成してて、インジェクションは一通り走れる程度の完成度でしたね。
 
そこから微調整したり、燃調マップをセッティングしたりして
去年の8月に、初ツーリングにいけるまでになりましたよ(^^)
 
あれから、もう一年以上もたっちゃいました(笑
 
XS250はフツーのインジェクタ+燃料ポンプなんだけど、
燃ポン一体のDCPインジェクタっていうのもテストしてました。
これが去年の6月頃の話で、テストの最中に点火だけのSP-TDCが
どんどん商品化に向けて進んじゃって、インジェクションの製品化が後回しになってしまいました(^^ゞ
 
 
 
ということなので、DCPインジェクタの動作テストから再開です(・_・ゞ-☆
 
使う道具が、点火と比べるとハンパねぇです(笑
 
DCPインジェクタ
バッテリー
メスシリンダー
注射器
テスト回路
テスター
オシロスコープ
パソコン
etc・・・
 
これで何やるんだ??? ってくらいの多方面の道具です(^_^;)
 
そんで実験再開ですが、なにを実験するかというと
普通のインジェクタに比べて、DCPインジェクタは燃料ポンプ一体ってことで
なかなかうまく動かないんですね。
 
燃料ポンプ一体ってことなので、フツーのインジェクションに比べて格段に省電力なんです。
ところが、なかなか思ったように動かない(>_<)
これ、もう1年以上もやってます┗( ̄□ ̄||)┛
 
それも今回の実験で、ようやく先が見えてきました(┐・・┌)ゲッソリ…
 
なにが間違ってたかといいますと・・・
 
まずは実験に使ってたDCPインジェクタが壊れてた ( ̄ェ ̄;) エッ?
または、おれが壊した ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!
 
毎回テストするたびに噴射量がちがって、どうなってんだって思ってたんです(^^ゞ
よくよく調べたら、電気的な部分は正常だけど、燃ポンとかの機械部分がダメっぽいです(笑
ガソリンを噴射するのは危険なので、灯油でやってんですけど
そういえば最初から腐ったガソリンの匂いしてたし、灯油がなぜかピンク色になってました(≧◇≦)ダメじゃん
 
もういっこDCPインジェクタがあるんで、そっちでテストしたら
なんなく噴射時間と噴射量が比例しました(笑
 
それと、もうひとつ間違ってたのは省電力です(^^)b
省電力に だまされました orz
 
これ、落ち着いて考えりゃもっと早く気づいたはずなのに・・・ バカでした(^^ゞ
DCPインジェクタは、燃料ポンプと一体型です。
てことは・・・ フツーのインジェクタよりもやってる仕事が多いわけです。
てことは・・・ 電気をいっぱい使うんですね ( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄; アリャ?
 
省電力になるってのは、インジェクションのシステム全体での話で
インジェクタ単体では普通のインジェクタの比ではないくらい電気を使うんですね。
 
どんくらいの電気がいるのか、オシロで測ってみました。
12Vで測ったら、ピーク電流なんと5.4A!
走行中は14.8Vまでは上がるんで、そうなると6Aもの電流になります。
 
オシロのグラフをみると、これだけ電流を流しても まだ一定の電流にはなってないので
まだ流せるみたいです。
 
普通のインジェクタだと、だいたい3A~4Aだから ほぼ倍の電流が必要なんですね。
 
ところが、これでも噴射してるときにしか電気を使わないので
平均電流は1Aちょっとになるみたいです。
普通のインジェクションは、このほかに燃料ポンプがあるんで平均3A~4A消費します。
 
今までは、DCPインジェクタ自体を少ない電流で動かそうとしてたんで
それが大きな間違いでした。
 
ドド~ンと電流を流したら、フツーに動く♪動く♪
今までなんだったんだって感じです(^^ゞ
 
ところが!
また新たな問題で、噴射に必要な時間が長すぎです。
 
普通のインジェクタは、噴射し始めるまでにかかる時間が1ミリ秒くらいで、
1回の噴射時間全体は5ミリ秒以内でおさまります。
 
ところがDCPインジェクタは、噴射し始めるまでに5ミリ秒。
なげぇ~よ┗( ̄□ ̄||)┛
噴射全体では10ミリ秒にせまるいきおいです。
 
これじゃ毎回噴射してたら、せいぜい8000rpmくらいまでしか対応できません。
もともとDCPインジェクタはスズキのレッツとかに使われてるから
このくらいの回転まで噴射できればOKなんでしょうね。
 
4miniにつけるなら、最低でも12000rpmはほしいところなんで
1爆発に1噴射、つまり2回転に1回の噴射にしないと間に合いませんね。
 
SP-TDCの点火は、捨て火ありの毎回点火なんで
吸気-圧縮工程と 爆発-排気工程の区別はしてないんです。
2回転に1回の噴射にするには、この区別は必須ですよね。
 
ということは、区別するのに今可能な方法はひとつ(^^)b
バキュームセンサーを使うしかないですね。
今は3D進角のためにバキュームセンサーを使ってるんで、
バキュームセンサーの値は、なるべく平均化しています。
 
でも、バキュームセンサーは平均化しなければ吸気工程を判断できるくらいの応答速度があるんです。
これを使って吸気-圧縮工程と 爆発-排気工程の区別をしてみようと思います。
 
そうすれば、2回転に1回の噴射はできるはず。
12000rpmも射程圏内に入ってきますね(^^)
 
ヨシ!
んじゃ そういうことでSP-TDCの噴射プログラムを作ってみましょう(^o^)/