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NS400R用SP-TDC 実車テスト

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やっと実車テストなんですが、この時期は雪だったり雨だったりでなかなか走ることができません。

ところが、昨日、奇跡的に晴れたんでなんとか実車テストができました。
短い時間だったんで、セッティングを出すまでにはいたりませんでしたが
問題なく走行できることと、点火マップの変更で体感できることは確認できました。

まずは配線確認です。
今回のNS400R用SP-TDCは、できるだけノーマルハーネスとカプラーオンで接続できるようにしてありますが
IGコイルやバキュームセンサーなどはSP-TDCのハーネスで直接接続することになります。
問題を容易に特定できるように、Androidアプリに接続テストモードを搭載してあります。
アプリの画面でボタンをタップすると、プラグに火が飛んだりATACが動作したりします。
ATACは、ノーマルと同じように動作初期は4Aで、その後、1A程度に電流を絞るようになってます。
IGコイルは1個づつチェックできるので、番号間違いなんかもすぐに発見できます。
ついでにちょっと実験動画も撮ってみました。
プラグキャップを外した状態で、IGコイルテストをやったらどうなるか・・・
なんとも恐ろしい光景で、プラグコード、プラグキャップのどこからでも火が飛んでしまいます。
プラグが正常についていればこのようなことはありませんが、万一、IGコイル~プラグ間に接触不良があると
走行中でもこんな状態になってしまいますので、お気をつけください。
さて、配線確認ができたところでいよいよ初始動です。
SP-TDCは、始動時の点火タイミングをもう少し遅らせたのと、フルトラ点火なのでキックが弱くても確実に火が飛ぶので、始動がだいぶ楽になりました。
毎度のことですが排気音も太くなりました。
まずノーマルと同じ点火マップで走行してみましたが、それでも低~中回転がずいぶんスムーズになりました。
ノーマルではちょっとギクシャクした感じがあったんですが、それが無くなりスーッと回転が上がっていく感じです。
マップが同じなので点火力が上がった効果だと思います。
5000rpmからは気持ちよく加速していきますが、4000~5000rpmあたりが少しもたつく感じだったので
マップをいじってみます。

4000rpmでBTDC22まで進角させてみました。
これで走ってみると、5000rpmからグッとくる感じではなく、下から回転に比例して加速していくようになりました。
ただの勘でちょっと進角させただけですが、乗ってすぐわかるくらいの体感があります。
高回転はもともと強力なので、なかなか公道でセッティングするのは難しいですが、まだまだイケると思います。
ATACの作動回転数も合っていない感じなので、このエンジンに合わせていけばまだまだパワーは出てきそうな
感じです。
もうちょっとセッティングしたかったんですが、こちらでの実走テストはここまでのようです。
今日はもうこんな天気になってしまいました。

あとはタコメーターに少しノイズがのっているのと、バキューム信号の取り方の調整等なので
お店の中でこんな状態です(笑

あとは微調整と、お借りした車体の清掃なので、このNS400Rももう少しでお返しできます。
あと少々お待ちください。
NS400R用SP-TDCも年内にはリリースできそうです。