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散々お待たせしてしまったV140ですが、ようやくお披露目できるまでになりました♪
本当は開発の様子を随時アップしたかったんだけど、そんな余裕すらない開発でした orz
それでは♪ まずは本体内部からご紹介しましょう(^^)
上がメインユニット、下がインジェクション制御ユニットです。
ケースが小さくなったんで、メインユニットは2層構造です。
小さくはなりましたが、点火回路は今まで通り3回路まで対応で、
MOS-FETも超オーバースペック150Wは死守しましたよ(^^)v
手前のインジェクションユニットは、インジェクタ×6、燃料ポンプ×1まで対応です。
基板からのびてるカラフルな配線はデバッグ用なので、製品にはつきません。
メインユニットのメイン基板はこんな感じです。
左のPICがBluetooth通信担当で、真ん中のPICがメインCPUです。
小さくなったんで もうパンパンです(笑
チップ部品使ったりすればもっと小さくできますが、そうすると修理はきかなくなるので
これが修理可能な限界って感じです。
で、問題の大きさは、V120と比較するとこんな感じです。
V120のコントローラーと同じくらいの大きさで、厚さが2倍って感じです。
点火だけなら左上のメインユニットだけす。
本体はかなり小さくなりましたよ(^^)
さて次はアンドロイドタブレットのアプリですが、全機能を紹介したらマニュアルになっちゃうので
ここでは概要だけってことで(^^ゞ
まず、起動するとこんな画面になります。
左がタコメーター、右がエンジン負荷のメーターです。
真ん中に色んな数値をデジタル表示しますよ。
んで、Bluetoothで接続するとパッと電気が点く感じで♪
エンジン負荷(バキュームセンサー)が大きなアナログメーターになったんで
アクセル開度とどう違うのか、体感しやすくなったと思います。
このメーターの動きを体感すると、各種の補正が全くなくてもインジェクション制御できることが
お解りいただけると思います(^^)
それから、問題のオンビートセッティングですが、コントローラーが無くなるので
どうしようか一番悩んだところです。
左右のでっかい四角がセッティングボタンです。
アンドロイドらしくスライドバーにしようと思ったけど、あまりに操作性が悪く、
シビアなセッティングはできそうもないので、オーソドックスなボタンにしました。
タッチパネルだから良く見てないとどこを押してるのかわかりません。
なので、画面の1/3の巨大ボタンにしてみました。
こちらが初期設定画面。
回転数のセッティングポイントは20点の自由設定です。
必要なところは100rpm毎でもいくらでも細かく設定してください(^^)v
現実的には500rpm毎でもセッティングに難儀します(笑
負荷側は、マイナスがひとつ、0%~100%までが11点ありますよ。
マイナスというのは、走行中にアクセルOFFしたときになります。
エンジンブレーキ時や、シフトアップのときにアクセルOFFしたときに対応します。
それから、これが進角マップの画面です。
これはタブレットらしく、タッチ操作のみでマップを作れるようにしてみました。
数値を入力しなくてもいいので、より直観的にマップが作れるようになりましたよ。
ここはやっぱりタブレットらしく、グラフを拡大したり、傾けたり、移動したり・・・ って思ったんだけど・・・
てっきりそうゆう機能があるのかと思ったら、なんと全部自分で作らなきゃいけないのでした orz
そこまでいらないよね!?(´・ω・`)
って何度も思ったけど・・・ みなさんの「良いもの作ってください♪」の声に良心がとがめまして(^^ゞ
頑張ってみました♪
同じ感じで燃調マップ。
最後にECU書き込み。
あらかじめ保存しておいたセッティングファイルを選択してワンプッシュで書き込みできるようにしました。
最近のバイクについているような燃費モードやパワーモードを切り替える みたいなこともできますね。
タブレットさえ持ち歩けば、いくらでもマップを切り替えることができますよ。
それから動作チェックモードも搭載しましたので、エンジンを動かさなくてもプラグに火を飛ばしたり
インジェクタを動かしたりできます。
初期の配線確認なんかにお役にたてるんじゃないかと思います。
あと、ご要望の多かったAndroidスマホ対応ですが、一応できるようにはしました(^^ゞ
ですが、機種間で画面のサイズがまちまちだったりで、こちらはあまり満足できる出来ではありません。
やっぱり画面が小さすぎて操作性がイマイチです。
たとえば、オンビートセッティングなんかはスマホだとこんな画面になります。
ボタンが随分ちっちゃくなっちゃいます。
マップ画面はこんな感じ。
動くには動くんですけど、指が太い人にはつらい画面です(笑
それに、セッティング中に電話がかかってくると電話が優先になっちゃうんで止まっちゃいます。
スマホですから、電話優先はそりゃ当然ですよね(^^ゞ
ということなので、動きますが、やっぱりスマホはお勧めはできません<(_ _)>
実際に動かしたのがこちらです。
いいことばかりじゃなく、Bluetooth接続が途切れるのは仕様上どうにもなりませんでした。
なるべく途切れないように!
途切れてもSP-TDCの動作は阻害しないように!
最悪途切れてもアプリとSP-TDCを起動しなおせば済むように!
は、頑張りました。
最初はBluetooth接続が途切れただけで、タブレットの電源すら切れないようになったり
数十回に1回しかつながらなかったりと散々でしたよ(´・ω・`)
と、V140の概要はこんな感じです♪
開発中に、今年春からAndroid対応の車が発売になるとか、i phone対応の車とかニュースでいっぱい
やってて焦りました(笑
でも、どれもSP-TDCのAndroid対応とは質の違うものみたいで、ほっとしたり(笑
まだまだ改善の余地はありますが、なかなか楽しいECUに仕上がったんじゃないかと思ってます(^^)v
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