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XS400 キャブを調べる

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XS400のキャブですが、前回ニードルジェットのネジ穴が破損してまして
なんとかなんないかとやっております。
 
XS400のキャブは、部品供給はほぼ絶望的なキャブなので、
レストアの中でもなかなかつらい部類です(^_^;)
直そうと思ったら流用、自作とフルで頭を使わないといけないですよね。
 
そんなとき、頼りになるのは やっぱ情報です。
おれもいろいろとネット情報に助けられてるんで、今回はちょっと詳しく書いてみたいと思います。
マイナー車で情報も少ないから、誰かの参考にでもなればいいですね(^^)
 
さて、ニードルジェットの修復ですが、まずはネジ山を修復してみようかと やってみました。
んで、メインジェットのネジのサイズは、M5の0.75ピッチでした。
普通、M5は0.8ピッチなのでちょっと特殊です。
 
残念ながら、そんな特殊なタップはホームセンターには無かったんでネット調達しました。
 
調達したM5 X 0.75のタップで、ニードルジェットを慎重にホジホジφ(・・。)
かたっぽは成功♪
もうかたっぽは・・・ 無理でした orz
すでに入り口付近のネジ山がありません(>_<)
このままメインジェットは入るようにはなったんですけど、キャブにつけるととどかなくて固定できません。
 
さて困りました。
こんなパーツあるのかなぁと思いながら、XSといえばガレージUCGさんに聞いてみました(*^_^*)
お初なんで、ちょっと緊張して電話してみたら、すっごい気さくにいろいろ教えて頂きました。
だけど、ガレージUCGさんといえども入手不可だそうで(T_T)/~~~
あるんだったらUCGさんも欲しいくらいだそうです(笑
 
その他いろいろ調べてみたけど・・・ ありませんねぇ。
 
となると、流用ですよね。
このキャブはミクニのBS34ってキャブでして、XS650、カタナ1100、GPZ750Fあたりも
同じBS34らしい。
でも、同じBS34といってもそれぞれ微妙に違うらしく、ニードルジェットが共通かどうか?
 
XS650なら同じヤマハだから使えるかと思ったけど、UCGさんに聞いたところ
形状は同じでもセッティングが違うらしいです。
 
ん~~~ どうしよう?!
そんでも、まぁ一か八かXS650のBS34用ニードルジェットとメインジェットを買ってみました(^^)
ニードルジェットは在庫がたったひとつだそうで(汗
あぶねぇ~(ー。ー)フゥ
上がXS400のもので、271 Y-2 と刻印があります。
下がXS650ので、刻印は 336 Y-0 全く違いますね。
 
ぱっと見たところ、形状は同じで横穴の位置と数が違います。
 
メインジェットは#125を頼んだんだけど、間違って#150がきてしまいました。
問い合わせたら、残念ながら#125は欠品 orz
発送間違いだからってことで、返金してもらうことになりました。
それから、ご親切にお詫びってことで#150のメインジェットは頂けるとのこと♪
なんか わりぃなぁ(^^ゞ
 
まっ、メインジェットはまだなんとか使えそうだからいいけど。
 
ちょっとネジピッチの確認で、新しいメインジェットを古いニードルジェットに付けてみると・・・
大丈夫♪ 同じです(^^)
 
でも、新しいメインジェット → 新しいニードルジェットが・・・
入りません(笑
 
んなわけねぇだろ(〃 ・・)ノ
 
なんだかタップの切り方があまいみたいです。
買ったタップがこんなところで役に立ちました(笑
 
軽くタップでさらったら・・・
入りました(^^)
 
そんで、大事なニードル側の内径はどうなんでしょう?!
目視じゃ同じに見えますけど~
 
どうやって測ろうかなぁ~
 
そうだ!
クギをテーパーに削ってみました♪
先端が1.7ミリ、根元が3.7ミリ、テーパーの長さが35ミリ。
 
35ミリで2ミリ太くなるから、1ミリで0.057ミリくらい太くなってるかな。
てことは、1/100ミリ違えば0.175ミリ長さが変わるからノギスでも測れるね♪
 
ではでは、まずXS400のニードルジェット。
クギを軽く差し込んで、長さを測ります。
49.6ミリ。
 
次に、XS650のニードルジェット。
全く同じ49.6ミリ!
 
クギの長さが0.1ミリも違わないから、内径の差は5/1000ミリ以下のはず。
てことは、内径は同じとみてもいいですよね♪
 
そうすると、XS400とXS650のニードルジェットの違いは、横穴の数と位置だけが違うってことですね。
メインジェットは番数さえ合えば、どちらも使えるってことです。
 
ニードルジェットの横穴は、キャブボディの構造からみてエア通路のはず。
ここへのエア通路は、エアクリ側に引き込み口があって、そこにもジェットが入って絞ってあります。
 
ニードルジェットはフロート室に水没(油没?)してるから、始動時にはガソリンに浸ってるはず。
だから、この横穴は、始動時のみガソリン、その後はエアが通ってると思う。
 
ということは、穴の数が多く下にあるから始動時に若干濃くなるか?!
エンジン動いてしまえば それほど影響が無いのでは?!
 
という推測です(^^)b
 
これぐらいの差なら、パイロットスクリューや油面の調整でカバーできないかなぁ♪
 
キャブはとりあえずこれで組めるので、エンジン実働テストのときにちょっと注意してみてみます。
動くといいなぁ♪