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コールドスタート成功♪

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オートコールドスタート?
 
オートウォームアップ?
 
秘密のオート始動?
 
なんていうんでしょうね。
やっぱオートウォームアップでしょうか!?
 
さて昨日の記事の結果ですが、動画公開できる状態になりました(^^)v
 
今日の新潟の気温は23度だったんで、本当のコールドスタートとはいえませんが
今までの実験の結果、気温は20度以下なら5度でも20度でもその日の初回始動なら大差ないという結果です。
 
キャブ車のイメージからするとそんなはずないだろ(〃 ・・)ノ って思いますよね。
気温が低ければ低いほどかかりずらいって感じじゃないでしょうか。
でもこれはキャブの構造によるもののようで、かかりずらいんじゃなくて逆に気温15度程度以上あれば
かかりやすくなってるようです。
本当にキャブってうまく出来てますね。
 
一方、インジェクションとなると25度くらいまでは冷間時増量が必要なようです。
この辺がインジェクションの冷間時補正の難しいところですね。
そのかわり、気温が5度でも20度でもあまり差はありません。
この辺の説明は、やりだすときりがないのでやめときます。
 
それでは、本日一発目のエリミ始動の動画ですが、クランキングがちょっと長めになってます。
これは、エリミはスロットルボディじゃなくてキャブのメインジェットの位置にインジェクタを挿してる構造なので
バタフライバルブよりエアクリ側で噴射しています。
また、実験のためエアクリも外してあるんで、アクセル全閉だとなかなかインマニ側にガソリンが
入っていかないためです。
チョークレバーを引けばバタフライバルブをバイパスして入るようにしてあるのですぐかかりますが
それでは実験にならないので(笑
 
なので、冷間時がかかりにくいわけじゃなく、エリミのせいです。
 
実験なのでアクセルも一切さわらずセルボタンを押してます。
タブレットの中央、上から2段目の数字が噴射時間です。
 
2分45秒程度で、噴射時間870μ秒~790μ秒に落ち着きました。
この噴射時間はマップ等で設定してるんじゃなくて、SP-TDCが回転変動を見ながら自動で決めた値です。
A/F計を持ってないのではっきりとはわかりませんが、ギリギリ薄い状態になってるはずです。
 
今度は、この直後の温まった状態で、全くの同設定で始動した動画です。
 
今度は45秒程度で噴射時間860μ秒~790μ秒に落ち着きました。
 
こんな感じでエンジンが冷えていても温まっていても、何の設定も変えることなく始動&アイドリングできました。
SP-TDCが常時適正な噴射量を探しているんで、動画のように噴射時間が変化しています。
なのでインジェクション特有のボーー ていう安定したアイドリングではありませんが、
聞いていても回転が上下してるとは感じません。
ちょっとばらついたキャブのアイドリングって感じです。
 
冷間時の回転数と噴射時間のグラフがこれです。
 
始動時に10,000μ秒を数回噴射してます。
始動後は、概ね1000μ秒以上の噴射量で高止まりしていますね。
 
次に温間時のグラフです。
 
今度は始動時に3000μ秒しか噴射していません。
始動後もすぐに1000μ秒以下に落ちていますね。
 
こんな感じで、温度センサーなし、温度補正マップなし、回転変動だけから適正噴射量を決定するプログラムは
だいたい思ったとおりの動きをするようになりました(^^)
これでオートウォームアップのアルゴリズムは決定としました♪
 
次は、このオートウォームアップのプログラムをXS250用のSP-TDCに移植して
他の車両でも同じ動きをできるか検証していきます。
XS250は2気筒だし、Z750GPのスロットルボディを流用してるんでエリミとは条件が違います。
これで同じ動きができれば、ある程度どの車両に装着しても同じ動きができるんじゃないかと思います。
 
あ、そうそう、言い忘れましたがエリミのキャブはわざと同調がめちゃくちゃな劣悪状態でテストしてますので
アイドリングが高めになってます。
次のXS250も、冬中放置した全くベストではない車体です。
全て最悪な状態でテストしてますので、ご心配なく(笑