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今度はNS400R♪

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続々と新車種対応中です(^^)b
 
実車テストをお願いしてましたなぜFさんのCBと、ITOさんのカタナ。
なぜFさんのほうは1ピックアップ9突起タイプ、2ピックアップタイプ、ともにOK頂きました(^^)♪
 
ITOさんのカタナは概ねOK(^^ゞ
 
ITOさんのほうは、まだちょっと不具合っぽいのがあるんですが
他にお待たせしているSP-TDCが多数あるので、次に進みましょう(^^ゞ
 
あたらしい車種をやってると、必ず発見があるんでフィードバックもできるし
そのほうが早く原因がわかったりもしますので♪
 
で、今度のSP-TDCはNS400Rです(^^)
 
2stのL型?3気筒ですね。
2番シリンダーと1・3番シリンダーが90度間隔で爆発するっていう、今までとはちょっと違う感じです。
1番と3番は同時爆発だそうです。
 
2stといえばCDIのところ、あえてのフルトラ仕様です。
 
だって、CDIの全盛は90年代、2stの全盛も90年代。
そんで2stはほとんど生産されなくなっちゃいました。
 
2stが消えるのとほぼ同時期に、全盛だったCDIもミニバイクだけになって
ほとんどがフルトラに変わりました。
 
ということで、2stはフルトラを知らずにいなくなってしまったわけですね。
 
2stにCDIは最適っていうのが定説ですが、どうも本当にそうか? って思うわけです。
SP-TDCを作ってて、CDIのほうが良いっていうメリットがあまり感じられないんですよ。
 
なのでオーナーさんに無理いって、NS400Rはフルトラ仕様にしていただきました(^^ゞ
 
さて♪ 回路はもう出来上がってるんで、プログラムを作っていきます♪
今回のポイントは、90度間隔の点火ってことです(^^)b
今までは単気筒か2気筒、4気筒の180度クランクだったんで
90度っていうのは初めてです。
 
年代がカタナよりも もうちょっと前になるんで多突起1ピックアップではなく
2ピックアップですね。
右のピックアップが2番シリンダー用で、上が1番3番シリンダーようです。
ほんとに90度ですね、あたりまえか(笑
 
いつものように、こういう画像とオシロ波形からプログラムを作りますよ(^^)
プログラムの完成度もだんだん上がってますので、新車種対応も楽になってきました♪
 
最大のネックは、実車テストがこちらでは出来ないってことです(^_^;)
なので、毎度なんとかこんなのを作ってテストしてますよ。
ボール盤に擬似ピックアップローターを作ってテストしてます(笑
ピックアップを90度の位置に設置して、突起は実車と同じ32度になるように作りました。
 
この32度っていう数値、一見中途半端みたいですが
プログラムを作るにはとっても都合が良い数値なのです(^^)
さすがホンダですね、考えてあります♪
 
そんでテストしてみたんですが・・・
どうも点火タイミングが回転数によって変動してしまいました。
ピックアップコイルですから、多少は変動してしまうんですが、ちょっと変動量が多すぎます。
これはITOさんのカタナも回転数での変動量が多きかったんで、同じ原因なんでしょう(^^)b
 
ちょうどいい♪
詳しく調べてみましょう♪
 
まず、全くの無制御で点火してみて、信号とピックアップローターの位置関係を調べてみます。
上がピックアップ波形で、下がタイミングライトが光ってるところです。
プラス波形の立ち上がりでタイミングライトが光ってるんですね。
 
この状態を現物で見ると・・・
突起の角がうっすら見えるの、わかります?
角がピックアップのほぼセンターにありますね。
この位置がプラス波形の立ち上がりになってるようです。
 
あ~ なるほど~~~
立ち上がりは、突起がピックアップに差し掛かる前になると思ってたんですが
間違いだったようですね(^_^;)
 
考え方がちょっと間違っていたようです。
 
回転数を変えながら実験してみまして、
どこが回転数に応じて変化して、どこがあまり変わらないのかが見えてきました(^^)b
 
この現象はカタナにもあてはまりますので、やっぱり同じ原因のようですね。
なぜFさんのCBだけが、これにはあてはまらないようです。
だからCBが一足先にOKが出たんですね。
 
 
さぁ♪ これでまたひとつ、ピックアップ波形の謎が理解できたんで
さらにプログラム作りが確実なものになりますね(^ー^)ノ
 
よし!
これでNS400R用とカタナ用を変更してみます(・_・ゞ-☆